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2018-19シーズン開幕から一週間、ここまでのサプライズは?

今シーズンも開幕してから一週間が経ち、
全チームが3~5試合を消化しました。

まだ母数が少ないので何とも言えないですが、
開幕から今までの「サプライズ」や「がっかり」と言えば、何があるのでしょうか。

EPSNが記者やコメンテーターの意見をまとめています。

 

要点だけピックアップして箇条書きしていきます。

①開幕一週間を終えての注目ポイントは
リーグ全体の高得点化。過去最高の数字を記録している。
・審判のコールによる混乱もあり、NBAにおけるディフェンスは虫の息。(ドレイモンド・グリーン談)
・現在のNBAでは、チームは5人とも3ポイントが打てる選手を並べられる。これはこれまでのディフェンス戦術で止めるのは困難。(SASのポポビッチHC談)
・リーグ全体の3分の2のチームが、ポゼッションペースが最速だった昨季のNOLより平均ポゼッションが多い。
・もはや過去の統計は現在のリーグには当てはまらない。

 

②最も大きなサプライズは?
◆デンバー・ナゲッツ(DEN)
・高得点化しているリーグの中で唯一開幕から三試合を100失点以下に抑えた。GSWにも勝利。(4試合目のSAC戦は126-112で勝利)
ポール・ミルサップがコートにいる間は100ポゼッションあたり83.2失点、いないと104.9失点。
・これまでは相手の3ポイント成功率が27.1%だったことは幸運かもしれないが、相手に難しいシュートを打たせているかどうかを表すレーティング(qSQ)で9位。昨季は17位。
・オフェンシブレーティングはリーグ20位なのに未だ無敗。

◆ニューオーリーンズ・ペリカンズ(NOL)
二コラ・ミロティッチはアンソニー・デイビスが待望していた走れるフロントコートの相棒のよう。
・アンソニー・デイビスの周りに、ディフェンスができてスポットシュートができる選手が複数いる。楽しみなチーム。

 

③一番のがっかりは?
◆ボストン・セルティックス(BOS)
・オフェンスがまだかみ合っていない。
・ゴードン・ヘイワードとカイリー・アービングが故障明けということもあるが、想定より悪い。
(アービングはFG%が34%、3pt%は14.3%)

◆オクラホマシティ・サンダー(OKC)
・開幕から8点差、16点差、11点差での三連敗。三敗目はホームでのSAC戦。
・ペリメーターでのシュートが悪く、試合終盤のディフェンスもSAC相手に止められていなかった。
・アンドレ・ロバ―ソンの復帰が待たれる。

◆ヒューストン・ロケッツ(HOU)
・(ディフェンスの要だった)トレバー・アリーザ、ルーク・バー・ア・ムーテの退団、ディフェンスコーディネータのジェフ・ビズデリックの引退。
・ディフェンスは恐れていたより悪くなり、昨季6位だったディフェンシブレーティングは23位まで後退。

※番外編…開幕一週間でDNP-rest(Do Not Play:休養による不出場)ってなんなの?怪我明けの選手(ゴードン・ヘイワード、カイリー・アービング、カワイ・レナードなど)ならわかるけど、ジミー・バトラーは…笑

 

④レイカーズは…
・ラジョン・ロンドとブランドン・イングラムが複数試合出場停止となり、HOUとの乱闘劇を後悔することになるかも。
・昨季3位から9位までのゲーム差が「3.0」しかなかったウェスタンカンファレンスでは、全ての試合がクリティカルになりうる。
・レブロンを新しいシステムに入れることを考えると、スロースタートは十分想像できた。問題ないだろう。
ディフェンスのトレーニング不足。スパーズ戦ではオルドリッジ、デローザン、ゲイが好きなところからシュートを打っていた。
・現状最もコーチングが難しいチーム。レブロンを新しいロスターに入れることの難しさはデイビッド・ブラット(前キャブスHC)に聞けばわかる。ラジョン・ロンドはバスケットボールの天才だが、コーチと対立することもしばしば。イングラムが乱闘のきっかけを作ったことから、若手選手の未熟さがわかる。

 

⑤プレシーズン時の予想を一つやり直すとしたら?
カーメロ・アンソニーがついに居場所を見つけたと言ったこと。ベンチロールを受け入れることに対し「メンタル面での挑戦」と話すのを聞いて失望した。
・クリッパーズをロッタリーチームと予想していたが、7、8位くらいにはなれそう?ダニーロ・ガリナリがシーズンを通して怪我をしなければ45勝できる?
マーケル・フルツを最成長選手(MIP)と予想していたこと。ブレット・ブラウンHCの起用方法が理解しずらい上、ジャンプシュートが得意なベン・シモンズとコートを共有する時間が長い。フルツが外でのプレーをするようになればいいのだが。
・ラジョン・ロンドを放出したことでペリカンズは成績を落とすと予想していたこと。代わりに入ったエルフリッド・ペイトンが平均で10.5点、FG%50%、9.0アシストを記録しているし、ADはハイレベルのウェストのおいてもプレーオフに導いてくれるスーパースター。
・ペリカンズをシーズン44勝と予想したこと。今のようにポゼッションあたりのFG%がリーグ平均より18%も良いというのは続かないだろうが、ラジョン・ロンドを失った今季でも、昨季以上の位置(プレーオフ1回戦)まではいけるだろう。

 


まだ82試合の内5試合程度ですから、

実際は何とも言えないと思いますが、
統計や数字が出てくると面白いからつい読んでしまいます。


来週にはさらに手のひら返しがあってもおかしくなさそうですね。笑

 

 

【絵】リバウンド後に味方を探している様子。

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