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数字で見るハーデンの圧倒的なオフェンス力

2018-19シーズンも半分を消化。

スタートダッシュに失敗して低迷していたHOUですが、

エースガードのジェームス・ハーデンのMVP級パフォーマンスで西カンファレンスの上位に復帰!

クリス・ポールとエリック・ゴードンを怪我で欠くチームを獅子奮迅の活躍で引っ張っています。

 

ハーデンと言えば何と言ってもそのオフェンス力。

アイソレーションから得点を量産していますが、

これが如何に驚異的で、

如何に前例のないことなのかを表す数字を紹介したいと思います。

※数字は2019/1/8時点のもの

参考:

 

  • 17.7回

ハーデンは1試合あたり17.7回のアイソレーションをする。これは次点のデマー・デローザン(SAS)より7回も多い。

 

  • 1.16点

ハーデンのアイソレーションから平均1.16点が生み出されている。これはハーフコートオフェンスでは驚異的な数字。トランジッションを含まないポゼッションあたりの平均得点でトップを走るMILでさえ平均0.99点。何よりアイソレーションの場面は非常に簡単に作り出せる

 

  • 85%

ハーデンが決める3ptの85%はアシスト無し。NBAの平均では3ptの約80%でアシストが記録され、3ptの名手であるカイル・コーバーやクレイ・トンプソンは約90%。

 

  • 150本

今シーズン、ハーデンはすでに150本ものアシスト無し3ptを決めている。昨シーズンは新記録となる196本を決めたが、今シーズンはこのままのペースでいくと325本も決める計算になる。

 

  • 8.4回

ハーデンが3ptを打つまでにドリブルする回数は平均で8.4回。NBA平均は1.14回で、同じく自分でスペースを作れるステフィン・カリー(GSW)でも平均1.99回。

 

  • 253回

ハーデンのシグネチャームーブであるステップバック3ptの試投数は253回。これをハーデンは約40%の確率で成功させる。次点のルカ・ドンチッチ(DAL)は88回。ハーデンのステップバックはもはや現代のスカイフックと言える?

 

  • 91回、6.4秒

ハーデンは1試合あたり91回ボールに触れ、一回あたり6.4秒間保持する。ボールを持ち過ぎに思えるが、これが効果的になんだから仕方がない。ハーデンはこれでディフェンスとのギャップを作り出してからステップバック、ドライブ、パスを正確に判断する。

 

  • 70%

ハーデンの得点のうち、約70%を3ptとFTが占めている。FG5000本を決めたNBA選手でFG成功数よりFT成功数が多いのはハーデンが二人目。一人目は50年前にプレーしていたドルフ・シェイズ。

 

  • 1.7点

ハーデンのFT2本は平均1.7点の価値がある。NBAでのポゼッション毎の平均が1.1点なのだから、これがどれだけ驚異的な効率なのかがわかる。ハーデンは2014-15シーズンからFT試投数でリーグトップを走り続けている。

 

 

 

「被ファウルを狙い過ぎ」との批判が多いようですが、

それはハーデンの武器の1つ。

本人が「じゃあファウルすんなよ」というのもごもっとも。

もちろん、ファンの心情としてはFTより楽しい試合が観たいのは当然ですけどね。。