レブロンの移籍先その2 ロサンゼルス・レイカーズ -レブロン・PG・カワイのBIG 3は結成できるのか?
その可能性は如何程なのでしょうか。
記事の中ではレブロンに加えてOKCのポール・ジョージ、SASのカワイ・レナードを加えた新生BIG3を完成させるための過程が述べられています。
◆金銭面のポイント「ルオル・デン」
LALにとって、FAとなったレブロンとジョージを獲得することはそう難しくない。高額契約のルオル・デンをウェイブ⇒延長契約(※)とし、LALからFAとなる選手たちを引き止める権利を破棄すれば、2人にマックス額を提示できるだけのキャップスペースを十分に確保することができます。
※契約金額はそのままに契約年数だけを伸ばして単年の額を下げる方法、のようです
ただ、ここにレナードを加えるとなると話は別。そもそもレナードはSASの契約下にあるため、トレードによる実現が大前提。
トレードで獲得するレナードと、FAから獲得するレブロンとジョージの年俸はおそらく合計で8.5億ドルとなり、3人でキャップスペースの殆どを占めてしまいます。
となると必然、無駄にキャップスペースの邪魔をしている高額契約のルオル・デンをなんとかしてトレードに含めることがLALの理想となるでしょう。
◆トレードのタイミング、そしてトレード要因
この方法の場合、LALはタイミングが重要となります。
まず、FA選手(レブロン、ジョージ)を獲得する前に動く必要があります。というのも、獲得した後ではルオル・デンはすでにウェイブされているため、サラリーに合うトレード要因として含めることができません。
SASの契約下のレナードも球団にトレード要望を出す必要があります。これについては、すでに出ている報道が正しければ、レナードは球団に対し「LALにトレードしてくれ」と伝えているようなので、クリアしている案件のようです。
そしてもう一つ重要なポイント、LALが誰をトレード要因とするか。
まず当然、デンは確定。記事では、ルーキーのロンゾ・ボールか2年目のブランドン・イングラムのどちらかになるだろうとのこと。
LALとしては、契約金がより高いロンゾをトレードに出すことで、少しでもサラリーキャップに余裕を持たせたいところ。
ただ、デンという所謂「不良債権」をSASに請け負ってもらうからには、おそらくロンゾ(またはイングラム)だけでは足りないため、今年オールルーキー1stチームに選ばれたカイル・クズマも含めることになりそう。ただ、レブロンやジョージがいるチームを構成するのだから、得点力を売りにしているクズマを手放すことは、LALにとって大きなことではないでしょう。
このトレードを成立させる上で必要なことがもう一つ。SASに所属するジョフリー・ラバーンの契約。SASはサラリーキャップの関係上ラバーンを手放す必要があるので、ORLなどキャップに余裕があるチームを第三のチームとしてトレードに巻き込むという形が考えられます。契約金は言い出しっぺのLALに払うんでしょう。
まとめると、それぞれのチームが獲得するのは、
LAL:カワイ・レナード
SAS:ロンゾ・ボール(またはブランドン・イングラム)、ルオル・デン、カイル・クズマ
ORL(仮):ジョフリー・ラバーン、ラバーンの契約金(LAL出費)
となる、かもしれません。
なんかレブロンの記事じゃなくてレナードの記事になっちゃいましたね。
まぁ関係ないわけじゃないしいいでしょ。
【絵】レブロン