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レブロン移籍後初インタビュー!設立した学校とレイカーズ移籍について

今夏のオフ、最大の注目FAだったレブロンはLAL移籍を決断。

 

その後はサマーリーグに顔を出したりするものの

多くは語っていませんでしたが、

ESPNレイチェル・ニコルズのインタビューに応じています。

 

◆LALへの移籍

「(LALのフォワードと言われると)まだ違和感はあるけど、嬉しくも感じている。」

「(オハイオやCLEから離れることについて)もちろん難しい決断ではあったが、どちらかというと良かったという気持ちが強い。アクロンに学校も建てて、レイカーズの一員になれたのだから。双方や家族にとって一番の決断だと思う。」

「(これまでの移籍より決断が早かったことについて)自分が何が好きで何がしたいかはわかっているからね。家族の意向も大きな部分を占めていた。移籍は別にドラマティックにする必要はないからね。」

 

◆設立した公立学校「I Promise School」

「(開校について)信じられないような気持ち。ここら辺の道も知ってるし、小さい頃からある店もある。関わった人たちや240人の生徒たち(あらゆる危険に晒されている3年生と4年生)にとって忘れられない日になったと思う。」

「自分が同じくらいの年齢の頃、180日近くある学校のうち80日は通えなかった。ただ色々な人達からサポートしてもらい、翌年は皆勤できた。これくらいの年齢の子供たちに『サポートしてくれる人たちがいる』ということを感じさせることが大事。」

レブロンは8、9歳の頃、定まった住居がなく転々としていて、学校に通うのが困難だったとのこと。

「その年齢にして責任とストレスがあった。どんな子供もそんなストレスなんか持つべきじゃない。

「当時自分は学校のある場所と真反対の位置に住んでいて、車もないし、市バスも近くは通っていなかったから、学校に中々行けなかった。でも、たまに登校すると先生たちが親に『彼は素晴らしい生徒だから、可能な限り通わせてあげてください』と言っていた。ただ、その時は難しかったから、今度から学校に来る子供たちの気持ちはよくわかっている。」

「よく『バスケットボールが上手かったから周りからサポートしてもらえた』と言われるが、周りの人達からのサポートは3、4年生の頃からしてもらって、バスケットボールを始めたのは5年生。その前はそもそもフットボールをやってた。本当に色々な家族やコーチにサポートしてもらって感謝している。」

「(なんで学校に行き着いたかについて)何でだろうね。すべては成長についてなんだと思う。自分はバスケットボール選手として天井を設けていないし、自分の基金もコミュニティを良くすることに天井を設けていない。とにかく、自分のホームタウンに実際に学校を建てられたことは、とてもいい気分だね。」

 

アメリカの分断政策への対抗

レブロンや多くの選手はトランプ大統領に批判的で、支持しないことを明確にしています。

トランプ支持派で、FOXニュース司会のローラ・イングラムからは「黙ってドリブルしろ」と言われたことも。

「(自ら声を上げていることについて)自分には人々に届けられる声・プラットフォームがある。子供達や支援が必要な人達はそれがない。人種や出身で人々を分断しようとする動きがある中で、自分の声を届けることが重要。

自分はスポーツに生きていて、スポーツは人種を超える。勝つことや楽しむことをゴールに皆が一つになる。一部の人や政党、団体がそのスポーツを使って人々を分断する動きは止めなくてはいけない。」

「子供たちや支援が必要な人たちに『自分があなたたちの声になる』ということを伝えたい。」

 

◆話は再びLAL移籍について

「ベン(・シモンズ)とエンビードがいるPHI、ハーデンとクリス(・ポール)がいるHOUの移籍も確かに考えた。」

「自分の目的はこれまでと同じで『チャレンジ』。MIA移籍時はスーパーチームと言われたけど、前年は確か35勝47敗くらいのチームだった。LALも暫くプレーオフに進んでいないから、勝てるチームに戻したい。」

「LALはカウボーイズペイトリオッツマンチェスターUセルティックスのように歴史があるチーム。その一部になれることは素晴らしいこと。」

 

レブロンを囲むメンバーは…

「(LALがレナード獲得に動かなかったことについて)若い選手たちがいるからね。LALフランチャイズはここ数年とてもいい再構築を進めてきたと思う。」

「(ポール・ジョージについて)彼とはそんなに話してないけど、ベストの選択をしたと思う。これは全選手がすべきことで、他の誰からも必要以上にプレッシャーを受けるべきじゃない。」

「(Shaqtin' a Fool MVPのマギー、腕時計を足首に着けるロンド、耳元に息を吹きかけるスティーブンソンについて)彼らはバスケ好きで、その気持ちを持って毎日プレーするから、そこがとてもいいと思う。」

「(全盛期終盤の一年がチームの再構築になる点について)来季が全盛期最後の一年になるとは思わない。再構築の一年とも考えていない。これまでもオッズと戦ってきたし、それを覆すのがモチベーションにもなる。」

 

◆息子ブロニーと子供たち

「息子を見ているととても楽しい。自分が通ってきたような道を歩んでいる。」

「自分の子供たちは本当に凄い。(レブロンの息子であることを)気に留めていない。ブロニーは朝起きると弟や妹の世話をして、気にかけて、両親の自慢の息子であろうとする。日々成長して、自分の好きなようにプレーするところを見るのがとても楽しい。」

「(学校に通う)子供たちが卒業して大学に行ったり、会社を興したり、社会に戻っていくのはとても誇らしいことで、我々はその為にいる。それが実現できることは自分にとって本当に大きなこと。」

 

 

長くなっちゃいましたが、

レブロンが素晴らしい人物であることが

見えたようなインタビューでした。