レブロンの移籍先候補その1 ヒューストン・ロケッツ
王者GSWをあと一歩のところまで追い詰めたHOUがレブロンの移籍先となるのでしょうか?
ESPNがその可能性と方法について記事にしています。
記事によると、レブロンがHOUに移籍するにはステップがいくつかあるようです。
①レブロンがプレイヤーオプションを破棄しないこと。
レブロンはオプション破棄でFAとなる権利を持っていますが、FAとなったレブロンをサインアンドトレードで獲得するとなるとHOUはラグジュアリータックス(来季は約1.28億ドルとの予想)にひっかかってしまうため、昨年のクリス・ポールと同様に純粋なトレードで獲得を狙う必要があるとのこと。
FAのレブロンとポール、高額契約のハーデンに加えてFAとなるクリント・カペラにマックス額を提示した場合、この4人の年俸合計は1億ドル(約110億円)にまで上り、余った2800万ドルで残りのロスター10枠を埋める必要があります。
選手会の要職に就くレブロンとポールが減額を受け入れることは立場上も望み薄なため、レブロンがCLEと契約を継続した上でのトレードというのがHOU移籍への道筋となりそうです。
②ライアン・アンダーソンを含めた形でのトレードを模索する。
HOUとしてはキャップスペースを考慮して、来季の年俸2040万ドル(約20.4億円)、その次の年は2130ドル(21.3億円)にもなるベテランフォワードのライアン・アンダーソンをトレードに含めた形が理想とのこと。
ただ、今季のプレーオフでチームのローテーションから外されてしまったアンダーソンを価値あるトレード要員とすることは難しそう。
実際、昨オフシーズンにカーメロ・アンソニーを獲得できなかったのも、トレード要員にアンダーソンが含まれていることにNYKが不満だったことが一因とも言われているようで。
加えて、ラグジュアリータックスまでの余裕がないCLEがアンダーソンをチームに加えるのは難しいので、サラリーキャップに余裕がある第3のチームをトレードに巻き込む必要があります。その場合はドラフト1巡目指名権が2つ3つ動くことになりそう。
ということで、HOUにとって理想ではあるのもも、乗り越えるハードルは多そうです。
③アンダーソンを含まない形でのトレードを模索する。
アンダーソンをトレードで放出することが難しいとなれば、HOUはレブロン獲得のためにより多くの代償を払う必要が出てきます。この場合、ハーデンとアンダーソン以外の選手はHOUでの来季が保証されないかもしれません。
トレードの可能性としては、今季のプレーオフで出場時間トップ4のうちの2人であるエリック・ゴードンとPJ・タッカーの放出が考えられるとのこと。
この場合、依然ラグジュアリータックスの問題を抱えるCLEは、割とリーズナブルな契約の2人をトレード市場に出して見返りを得ることも手の1つのようです。
移籍先候補は他にもありますが、ハードルさえ乗り越えればHOU移籍はあり得そうですね。
ポイントは現地6/29に締め切りを迎えるプレイヤーオプション行使期限!
ここである程度可能性が絞られそうですね。