おもしろNBA

NBAのニュースや小ネタなど、面白さをまとめて発信します!

NBAファイナル CLE対GSW Game1、OTまでもつれた試合終了間際に小競り合い。双方の言い分は?

大接戦となったGame1は、OT開始から9-0のランでCLEを突き放したGSWがなんとかホームを守って先勝しました。

 

ただその試合終了直前、少々の小競り合いが起きました。


Tristan Thompson gets ejected, then gets into it with Draymond Green at end of Game 1 | ESPN

まず、試合の大勢が決まった残り約35秒の場面で、

カリーのシュートをレブロンが本気ブロック

カリーはこれに少しイラっとしたのか、レブロンとトラッシュトーク

ここにクレイとトリスタンも少し加わるような形になりましたが、

この場面ではそれ以上の言い合いには発展せず。

 

この後が問題。

この試合第4QにやらかしてしまったJRが謎の帳尻合わせ?3ptを決め、

試合は残り26.5秒

 

試合時間はそのまま過ぎていったが、24秒ルールに抵触する直前、

GSWのリビングストンがミドルレンジのシュートを打つ。

これに対しCLEのトリスタンがディフェンスし、

シュートモーション中に軽く肘打ちしたようになる。

 

これを目の前で見ていたブラザーズ審判員、即座にフレイグラントファウル2をコール

トリスタンは残り2.6秒を残して退場となりました。

 

これですんなり終わればいいものの、

GSWのドレイモンドがトリスタンを煽るように手を叩きながら近づき

ついでにトラッシュトークもしたように見えます。

そしてトリスタンが堪えきれず、持っていたボールをドレイモンドの顔にぶつけるように押し付け、小競り合いに発展。

そこまで大きな喧嘩にならずに試合終了となったものの、なんとも後味の悪い幕切れとなりました。

 

この小競り合い、双方に言い分があるようです。

トリスタン・トンプソン


[FULL] Tristan Thompson on Shaun Livingston's late shot: That was some 'bulls---' | NBA on ESPN

彼の言い分としては

・打たれるべきでないシュートに対してコンテスト(競った)しただけ

・"Unspoken Rule(暗黙のルール)"のようなもので、残り20秒で10点もリードしているような場面でシュートは打たない

・トレーニングキャンプで学んだするべきことをして、何故か退場になった

ということで、

つまりリビングストンが打ったシュートは「暗黙のルール」では打つべきでないとされているものであり、相手チーム(CLE)に対して礼を失している、だから強めにファウルした、と言いたいのでしょう。

 

対して、ショーン・リビングストン


Warriors Sound Review: Game 1 Win(1:51~)

逆の立場のリビングストンは、

・(24秒ルールによって)ターンオーバーはしたくない。これはチームのやり方で、相手チームに対して軽視しているわけではない

・(フレイグラント2という判定に対して)退場に値するようなファウルではないと思った。ファウルを取ろうとしただけで、少しそれが遅れた(ことが審判に悪い印象を与えたのかも)

・ただ、シュートに対しての不満は確かにあったと思う

といった感じ。

ただの考え方の違いで、別にあなたたちをバカにしているわけではないですよ、ということでしょう。

 

リビングストンの動画の中で、コメンテーターのケニー・スミスは、

「GSWがリビングストンが言うようなやり方をするチームと知らなければ、私もトリスタンのように小突いていたかもしれない」

ただ、4年連続もファイナルで戦っているチーム同士なんだから、それくらい知っとかないと

と言っています。

 

 

個人的には、

・トリスタンの言う暗黙のルールがNBAの全チームで共通認識としてあり、それが揺ぎ無いものであればそれに従うべき

・ただ、シーズン中にもTOを嫌ってシュートを打つチームは確かにあるので、リビングストンの言う通り「考え方の違い」なだけ

・にしてもフレイグラント2判定は厳しすぎる。というかあの判定のせいでその後の小競り合いが起きたと思う

・ドレイモンドは必要以上に煽らないでくれ。。

・できるならJRはショットクロックを考えてシュート打ってくれ。。

と感じました。

皆さんはどうですか?

 

ちなみに、

トリスタンは退場が言い渡された後にドレイモンドに対してボールをぶつけているため、出場停止が危ぶまれましたが、何とか罰金処分で免れました。

(併せて、フレイグラント2はフレイグラント1に格下げ。)

同時にケビン・ラブもベンチからコート上に足を踏み入れたことに対して処分が下される可能性がありましたが、こちらも特にお咎めなし。

 

GSWのイグダラはまだ怪我からの復帰が不透明ですが、

少なくともCLEはなんとかフルメンバーでGame2を迎えられそうです。

 

さあ次はGame2、日本では朝9時からのティップオフです!!

 

 

【絵】ドワイト・ハワード。練習、トレース。

f:id:omoshiro-nba:20180604005605j:plain