NBAファイナル CLE対GSW Game1、JRスミスの痛恨のボーンヘッドは何故起きたのか??
今年のNBAファイナルGame1は最終盤まで非常に引き締まった試合となり、
第4Qの終了間際も1ポゼッションゲームが続きました。
そして、試合時間残り4秒。106-107でGSW1点リードの場面。
ボールはCLE。
ここでクレイ・トンプソンがまさかのファウル。
これを受けてCLEのジョージ・ヒルが2本のフリースロー獲得。
一本目を決めて同点。GSWはタイムアウトを1つ残すも絶体絶命。
そして事件が起きました。
まず初めに、FT%8割のヒルが2本目を失敗。
GSWは助かった、と思いきや、
そこまで背が高くないJRスミスがオフェンシブリバウンドを奪取!
残り数秒で同点の場面、試合を決められるチャンスを得たものの、
何を思ったかこの男、リングから逃げるように遠ざかり時間を消費。
結局、時間内にシュートを打つことはできず試合はOTへ。
レブロンは強い口調でJRに詰め寄るもその後は呆れた様子。
JRは暫し放心状態。
このプレイが尾を引いたのか、OTでは開始からGSWにランを決められて勝負あり。
CLEとしては悔やんでも悔やみきれない一敗となりました。。
JRがあの一瞬、何を考えていたのか、選手やコーチ、コメンテーターがそれぞれ考えを述べています。
デュラント
「コート上では何が起きてもおかしくない。自分もあのようなミスはしてきた。ただJRは素晴らしいリバウンドを取った。」
ラブ
「あそこでプレイを決められたかもしれないが、誰にでもミスはある」
カーHC
「ラッキーだった。おそらく自分たちがリードしてると勘違いしたのだろう。昔デリック・ハーパー(元DALの選手)が同じように勘違いをしたのを覚えている。こういうことは時々起こる。」
ドレイモンド
「時々こういうラッキーは起こり、それが必要な時もある。今回はそれを受け取る。そのままシュート打つと思ったけど。でもスコアは把握しとかないとね。」
「(リングから離れていった時は)レブロンを探してるのかと思った。自分が彼の立場ならそうするし。」
カリー
「(JRはスコアの勘違いをしていなかったと言っているけど、と聞かれて)わからん」
ルーHC
「1点リードと勘違いしてたんだろう。」
「あそこでレイアップを打ったとして決まったかどうかわからないし、数秒オープンだったレブロンを見つけてたらどうなったかとか。。あまりに一瞬のことだったから。」
「自分は、ヒルが2本目を外した時点のスコアが同点であると我々全員が認識していると思っていた。JRが何を考えていたのかはわからない。」
コメンテーター達は相も変わらず辛辣です。
Stephen A.
「何て言ったらいいのか」
「全く許容し得ないミス」
マックス・ケラーマン
めっちゃアツく語ってますが要約すると
・JRがスコアを勘違いしていたのは明らか
・レブロンとラブを除く他の先発3人は本来先発を任されるような選手ではない
・レブロンはそのメンバーを引っ張って厳しいプレイオフを3ラウンドも勝ち上がった
・そしてそんなメンバーでGSWと対戦し、自身は51点と大車輪の活躍。GSWが無類の強さを誇るホーム戦をあと一息で制することができる場面まできた
・それがJRがスコアを勘違いしていたせいで消し飛び、CLEは優勝のためにまた厳しいアウェイ勝利を目指さなくてはならなくなった
・こんなん心折れるわ
ジェイレン・ローズ
「もしあそこで試合が決まっていれば、今日のデュラントのディフェンスの酷さについて語っているはずだった。」
「(JRに対して)コーチのせいにするな、レブロンのせいにするな、そして同点だったと分かっていたフリをするな。」
ジェイ・ウィリアムズ
「あの場面で混乱して状況の確認が必要になるときはある」
「その確認をしなかったコーチやポイントガードにも責任の一端はある。」
JR本人の言い分はというと、
「同点というのはわかっていた、タイムアウトをコールしてもらうためにスペースに走った。」
「(リバウンドを競った)デュラントの上から自分がシュートを打つとは誰も思わないだろう」
「1点リードと考えていたのなら、その場でボールを抱えて相手のファウルを待っていた。」
と、あくまで勘違いはしていなかったと主張。
いやー、そりゃないっすよJRさんw
あの逃げ方は明らかに
「リードしている場面で時間を消費するためにディフェンスによるファウルから逃げる」
という(シチュエーションが違えば)お手本のような動きでしたよ。
ツイッターでいろんな選手がこのボーンヘッドについてボロクソに言ってるんで、
興味があれば一度覗いてみては、と思いますw
(特にエンビード)
個人的に思ったのは、
今回の件に限らず、どうもジェイ・ウィリアムズとは意見が合わなさそう。