CLE対GSWのGame1第4Q終盤、一度下された判定が覆る珍事!一体何があった??
CLE対GSWのGame1は予想を覆す大接戦となりましたが、
覆ったのはそれだけではありませんでした。
第4Q残り36秒、104-102でCLEがリード。
この場面でデュラントがドライブを仕掛け、
ヘルプディフェンスに入ったレブロンとゴール下で交錯します。
Kevin Durant offensive foul changed to LeBron James blocking foul | 2018 NBA Finals Game 1
プレイ直後はデュラントのオフェンシブファウルと判定されたこのプレイ。
何故か審判たちが集まり、リプレイ検証を始めます。
結果から言うと、このリプレイ検証の末、判定が覆り、
ではなぜこのようになったのか。
審判団の説明は、
・レブロンとデュラントが交錯した場面で、レブロンが「Restricted Area※1」にいたかも含め、複数の要因が重なったことにより判定に疑問が生じたためリプレイ検証※2した。
・検証した結果、レブロンは「Restricted Area」の外にいたが、ポジションに入るのが遅かったのでディフェンシブファウルに変更する必要があった。
※1 Restricted Area…制限区域。NBAではゴール下に描かれている半円の中のこと。このエリア内ではオフェンシブファウルが吹かれない。
※2 第4Q・OTの残り2分以降において、Restricted Area内にいたかどうかの判断に疑いが生じた場合はリプレイ検証が認められる。
これに対し、レブロン。
・キャリアを通しても最高の読みをしてディフェンスした。
・審判団からは自分が「Restricted Area」にいたかどうかのリプレイ検証と言われ、自分は中にいなかった確証があったので、自分たちのボールになると思っていた。
CLEのルーHC。
・レブロンは「Restricted Area」に近くもなかったから、リプレイ検証をしたのは筋違い。疑問が生じる余地はなかったはずだ。
・(レブロンが)これだけのことをことをやってのけて、それでこんな形で勝ちを攫われるなんて、あってはならない。
コメンテーターたちもそれぞれに反応。
Stephen A.。
Stephen A. on foul: 'You don't reverse a call like that on LeBron James' | SportsCenter | ESPN
・際どいプレイではあるが、リプレイ検証するべきではないし判定も覆すべきではない。
・来季ではなく、NBAは今すぐルールを変えろ。
ジェイ・ウィリアムズ(と司会のマイク・グリーンバーグ)。
Jay Williams breaks down film of JR Smith’s blunder, block-charge reversal in Game 1 | Get Up | ESPN
・ルールには「ディフェンダーはオフェンシブプレイヤーとの衝突前であれば進行方向にポジショニングすることができる」としている。衝突時に体がまだ横にスライドしていたり、動いていたらダメなどとは書いていない。
・大学ではディフェンダーは動いてはいけないが、NBAではそうではない。
・NBAファイナル史上最もとんでもない判定。
ティム・レグラー。
Tim Legler on controversial late LeBron James foul call: 'That's a block' | SC with SVP | ESPN
・あれはレブロンのブロッキングファウル。覆される前からそうだと思ったし、覆して正しかったと思う。
・重大な判定ではあったが、結果的には正しい判定になった。
Joe Borgia Discusses Overturned Call In Game 1
・リプレイ検証のトリガーは「ディフェンダーがRestricted Areaにいるかどうか」だが、ディフェンダーの立ち位置がルール上問題ないか、オフェンスがルールを犯していないかを確認することができる。
・ジェフ・グリーンの足はRestricted Areaに入っていたこと、レブロンがその近くにいたこと、試合の重大な局面だったことが重なり、審判団が「このプレイをはっきりさせよう」と考えたため、リプレイ検証となった。
(コメンテーターのアイザイア・トーマスは不満そう)
私の考えは、
・プレイを見た瞬間、レブロンのブロッキングファウルだと思った。
・だとしても一度下した判定を覆すべきではない。
というところです。
皆さんはどうですか??
いやー、GSWは救われましたね。